その後のキャリアパス
「いま」すべきことがわかる
Androidアプリ開発者のキャリアパスを考える
アプリ開発者としての経験は、その後のキャリアパスに大きく影響します。求人を見て興味を持った仕事をゴールとするのではなく、その先のキャリアについてある程度の筋道を考えておくようにしましょう。ここでは、アプリ開発者のキャリアパスとして考えられる3つの選択肢についてご紹介します。
プロジェクトマネージャー
アプリ開発は1つのプロジェクトとして組織で動いており、組織の中には必ずリーダーがいます。作業メインの開発者がまず目指すべき大きな目標は、そのリーダー役である「プロジェクトマネージャー」です。プロジェクトの立案や仕様の取りまとめ、コストや進捗の管理、クライアントとの打ち合わせなど、プロジェクトマネージャーはプロジェクトのありとあらゆる部分について把握し、プロジェクト成功を目指して全体を管理・指導します。プロジェクトマネージャーになるためには、技術力はもちろんのこと、高いコミュニケーション力と統率力、経営者目線の思考力など、総合的に高い能力が求められます。
ITコンサルタント
企業の抱える問題をITで解決するためのアドバイザー役となるのが「ITコンサルタント」です。ITコンサルタントは、企業経営をより良くするためにITをどう活用すべきか、どのようなシステムを導入すればいいかなど、ITを中心に企業経営について考えます。プロジェクトマネジメントについての経験や知識だけでなく、企業経営に関する幅広い知識が求められるので、ITコンサルタントを目指すなら、経験の量だけでなく質についてもこだわっておきたいところです。ITコンサルタントが持っている知識や知恵を仕事に反映させるためには、高いコミュニケーション力を駆使しなければなりません。IT分野以外の知識や人脈にも注意を払う必要があるなど、アプリ開発に比べて守備範囲はぐっと広がります。
経営者になる
IT系の職種は、企業での経験が長くなってくると独立を視野に動く人が増えます。経験と技術とアイデアに行動力が加われば、ベンチャー企業の立ち上げも夢ではありません。アプリ開発者としての企業経験が少ない人でも、何かのきっかけがあれば一気に成功の階段を登っていく可能性もあります。誰でも独立すれば成功するとは限らないので、安易に経営者の道を選ぶことはできないかもしれませんが、常に独立を視野に入れた状態でアプリ開発者としての仕事をこなしていれば、独立する絶好のチャンスを見逃さずにすむかもしれません。少しでも経営に興味があるなら、早いうちから経営のイロハについてもコツコツ学習しておくことをおすすめします。
